ところが、一癖も二癖もある部下たちとのコミュニケーションに四苦八苦。
無駄な仕事が多い、上司の話を聞き流す、会議では犬猿の仲のメンバーがケンカ寸前……。
どうすれば彼らの能力をうまく引き出せるのか。
アレックスが悪戦苦闘しながら、コーチングに取り組んでいく。
目からウロコのテクニックを大公開!
自信なし・経験なし・カリスマ性なし。
どこにでもいる普通のビジネスマン、アレックスは どうやってリーダーシップを獲得したか。
アレックスは、カリスマ性のカケラもない、フツーのビジネスマン。
ある倒産寸前の会社を立て直すことになったから、さぁ大変!
古株の抵抗、斜に構える社員、おまけに、部門間の仲も相当悪い。
そんな逆境のなか、仲間を少しずつ増やしながら、 リーダーに本当に必要な、シンプルな原則を身につけていく!
アレックスの成長物語を軸に、リーダーシップの要点とテクニックを解説する。
「物語+ポイント」で読みやすい、わかりやすい。 新しいテキスト、誕生!
■駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ
▼駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ
■駆け出しマネジャー アレックス コーチングに燃える
●なぜいま、コーチングなのか
人こそが財産、人材ならぬ「人財」の時代と言われて久しい。
優秀な人材は、人を大切にしてくれる企業に集まる。
「社員はパーツにすぎない」「完全分業」なんて化石みたいな考え方では、人心は離れていく。
命令だけすればよかった時代は、部下を育てることはカンタンだった。
手取り足取り、やるべきことを指示すればよいからだ。
でも、それではいつまでたっても「指示待ち人間」で、何も決められなくなる。
現在のような「環境即応」型、その場で判断を求められる時代には合わない。
それでは、何をすればよいのだろう?
命令や指示に取って代わる、新しい部下とのコミュニケーション術、それが「コーチング」である。
●なぜ本書なのか
コーチングはここ数年、ひそかなブームとなっている。
ところが、現実に部下と相対すると、なかなかうまくいかない。
ひとくちに部下といっても、その特徴は人によってまちまち。
「すぐにうわの空になって、話を聞いていない」
「あれもこれもと手を出して、無駄な仕事が多い」
「ささいなことですぐに落ち込み、自信をなくす」
「相当な自信家で、上司の言うことなど馬耳東風」
「プライドだけは高い」「仕事は早いがミスも多い」……などなど。
タイプが違えば、コミュニケーション方法も当然違う。
だれにでも効く必殺のマニュアルなどはなく、一筋縄ではいかない。そこがコーチングの難しいところ。
単に「対話をする」「答えを言わずに相手から引き出す」などと言われても
そう簡単に実行に移せるものでもない。
その点、本書は「どんな場面でどのテクニックが必要となるのか」を、物語で示し、そのうえで解説を加えるというスタイルなので、より実践の場で使いやすいものとなっている。
「即席コーチング」「能力・意欲マトリックス」「フィードバック方法」「GROWアプローチ」などすぐに使えるテクニックも満載されている。
▼駆け出しマネジャー アレックス コーチングに燃える
■駆け出しマネジャーアレックス モチベーションに挑む
●やる気があってはじめて能力も活きる
「好きこそものの上手なれ」とも言いますが、あらゆる人を動かしている、その原動力は、やはり意欲・やる気・元気です。
しかも、個人の意欲のあるなしは、チームに伝播するもので、
だれかのモチベーションが下がると全体がつられてしまうことも。
それゆえ、モチベーションは、コーチングと並んで大切なスキルとなっています。
●現場の感覚がわかる決定版
しかし、モチベーションは説明が難しく、なかなか良書がありませんでした。
理論だけだと心理学っぽすぎて現場で使いづらそうだし、ポイントだけまとめてしまうと、ニュアンスがつかめない。
本書では、部下のやる気にどうやって火をつけるかを、主人公アレックスの物語にのせて紹介。
どんなシーンで使えるかを、順を追ってひもといていきます。
6つのステップや性格の見分け方、「誉める技術」など、すぐに使える技をポイントでまとめます。
フロイト、ユング、NPL理論など、リーダーシップに使える心理学の知恵も簡潔に押さえています。
●主なストーリー
出世競争に敗れたアレックス、社内の「お払い箱五人組」の上司となった。新しい職場にアレックスは愕然とする。
やる気なし、自信もなし、だから結果も出ない――最悪のスパイラルに陥っている。
そんな部下たちを陰に日向に勇気づけ、やる気を引き出し、徐々に自信を植えつけていく!
そして、時にヤケを起こしたり、フテ腐れたりしたくなる自分自身をも前向きに変える「セルフ・モチベーション」の秘伝も学ぶ。
▼駆け出しマネジャーアレックス モチベーションに挑む
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