1985年刊行のものを復刊した。
経営の教科書にしている柳井正ファーストリテイリング会長兼CEOが解説を加える。
ジェニーン氏は「本を読む時は、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをする」と説く。
同氏はITTで、どんな状況でも収益を年に10~15%増やすことを目標とし、実現した。
現実的な目的を定めることで、そのゴールに行き着くためにすべきことがはっきりする。
自分は何をやりたいのかをしっかり見定め、それをやり始めることが重要だと強調する。
ITTでは基本ポリシーの1つとして、「びっくりさせるな!(ノー・サプライズ)」と説いた。
企業でびっくりさせられることとはほとんどが良くないことである。
問題を発見し対処するのが早いほど解決は容易になる。
手遅れにならないうちに状況に対処することが重要だ。
「トップマネジメントが当然すべき仕事をしながら机の上をきれいにしておくことは不可能」
「企業家精神は大きな公開会社の哲学とは相反する」など、独自の視点で興味深い。
どんな本よりも、経営者とはどうあるべきか、経営とは何か、経営とは具体的にはどうすることなのか?
ある人物伝でもあり、小説のような趣向もあり、とても実になり、手応えもあり、楽しめる一石二鳥の本であると思う。
大人の男のにおいのする本であるとも言える。
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