「美しいプレゼン資料の作り方」「流暢な話し方」ではない。
プレゼンテーションの究極的な目的は「提案を行ない、聞き手に提案を実行するように説得する」ことである以上、「美しさ」や「流暢さ」はあくまで『おまけ』である。
本書はこうした考えのもと、「いかにプレゼンテーション全体をプロデュースするか」「提案をいかに実行してもらうか」という視点から執筆されている。
資料・チャートの作り方や論理的な説得方法はもちろんのこと、「聞き手の分析」「聞き手をイライラさせない時間配分」「論理的に説明しても納得しない相手に対する対処法」「機材の効果的な使い方」「リハーサルのやり方」など、即実践に役に立つプレゼン・プロデュース術が解説されている。
本書の姉妹編として、資料・チャートの作成方法を徹底的に解説した『マッキンゼー流 図解の技術』が発売されている。
併せて読めば、プレゼンテーションや会議での発表に自信がつくことは、間違いない。
聞き手に行動を起こしてもらうために、建設的な提案を行ない、提案の正当化をサポートするデータで「説得」する。
プレゼンテーションの本質はここにある。
しかし、世で行なわれているプレゼンテーションの多くは、提案がなく、報告に終始している。
プレゼンターの多くは見かけの美しさ、スピーチの流暢さを競っている。
そんな中身のないプレゼンテーションを有益なものに変えるべく登場したのが本書である。
米国マッキンゼーでビジュアル・コミュニケーション・ディレクターを務めている著者が書いているから、説得力がある。
望み通りの成果を得る、つまり聞き手にあなたの提案を納得・実行させるためのノウハウが満載だ。
プレゼンテーションに関するポイント、注意点、効果的なプレゼン方法などひととりのことを説明していますので、早いうちに読むと良いでしょう。
僕は新人研修の教材として活用させてもらっています。
ただ本書で紹介しているような欧米独特のユーモアのセンスは気をつけたほうが無難だ。
一度、社内研修でやったら上層部の部屋でお説教されました。(若い人たちにはうけたのですが。)
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